今回のテーマ:ソフトウェア概論

今回は、ソフトウェアについて述べて見たいと思う。

「コンピューター、ソフトがなければただの箱」とよくいわれたが、本当にそうである。「ソフトがあってもただの箱」で、使いこなすノウハウも必要である。このことについては、今回は本題とそれるため割愛する。

コンピューターにおけるソフトウェアの構成要素は、何であろうか。
それは、狭い意味では、プログラムをさす。少し広い意味では、データも含めてソフトウェアではないだろうか。プログラムを購入し、コンピューターに導入しただけでは、意味が無い。そのソフトウェアを使って、データを入力し、入力されたデータを再利用したり、計算を効率化したり、検索したり、分析して始めてコンピューターを使うメリットが出てくる。
ビデオデッキでもそうである。ビデオを買ってテレビにつなぐだけでは意味が無い。ビデオテープに録画をするか、レンタルビデオを借りてきて、それを見ることによりビデオとしての機能が果たされ満足が得られる。
ビデオデッキ及びビデオテープそのものが、ハードウェアで、ビデオテープに録画された映像や音声がソフトウェアとである。

最近は、よく使う言葉で、コンテンツというのがあるが、直訳すると内容という意味であるが、これもソフトウェアのデータ部分の中身をさして別の角度から、よく言われるようになった言葉である。データ自体、情報がお金になる時代だからこそよく使われる言葉である。同じ種類のデータでも、中身によって価値が違う。ビデオの同じ戦争映画でも、おもしろいものとおもしろくないものがある。内容に注目した呼び方である。

また、プログラムは、大きく分類するとOS(基本ソフト)とアプリケーションソフトに分かれる。

OSとは、現代のコンピューターを動作するのに必要不可欠なものである。仕事としては、アプリケーションとコンピューター、人間とコンピューターの橋渡しをしたり、ハードウェアの制御を行ったりしている。

アプリケーションとは、特定の目的をもったソフトウェアのことである。きれいな文書を書くのに、ワープロソフト。計算業務の簡素化を支援する表計算ソフト。図面などの作成を支援するCADソフト。企業の財務会計を支援する会計ソフトなどがある。何か人間が行うことを支援するものである。コンピューターゲームソフトなども人間の遊びたい欲求を満足するものである。

そう言うと、OSであるWINDOWSにも簡単なゲームやワープロソフトができると言う人がいるかもしれない。これは、本来のOSの機能の上に、販売するための戦略としてか、サービスとしてかゲームやエディターやワープロをアプリケーションとして、付属させているだけのことで、この部分は、OSの本来の機能ではない。インターネットをするためのブラウザやメールソフトなどもアプリケーションとして最近はWINDOWSに付属している。

少し横道にそれたが、コンピューター機器(最近は通信機器も含めて)、OSアプリケーション、データ(コンテンツ)が、表裏一体となり、付加価値の高いコンピューター利用を進めていかなければならない。そのノウハウを身につけ、長い時間をかけ、データを蓄積し、投資対効果の高い、満足度の高い利用を目指していくことが目的である。その目的にお役に立てる利用技術の有償化がユースウェアという。ユースウェアについては、当メールマガジンのどこかで述べたいと思う。

※次回は、「OSとは」を述べたいと思います。