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    「消費者から見た通信販売のメリット・デメリット」
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カタログ販売などを含め、商取引における通信販売取引額は、ここ数年飛躍的に伸びている。私もよく通販を利用するが、その理由を消費者の目から考えて見る。

通販のメリットであるが、
第1に手軽さである。電話1本、メール1本で商品が届くのである。
買いたい物が決まっている場合、時間と労力をかけて買い場にいかなくても自宅で買えるのである。特に、各地の特産品などが、僻地や遠隔地から買えることも便利である。
また第2に、全部がそうとは言えないが、総じて価格が安いことも考えられる。
販売側の店舗所有コストが必要ないため、安い価格設定が可能であろう。
それに加え第3に、インターネットによる通販の場合(カタログ販売を除く)、買いたい商品が特定されていれば、数多くのSHOPの比較検討がその場でできる
通販以外だと、価格比較をするのに場所の移動が必要であり、決められた時間内では比較できる数に限界がある。

次にデメリットであるが、
第1は代金決済の不安感である。通販の場合、代金を振り込んだのに、商品が届かないか、違う商品が送られてくるのではないか、という不安は誰もが持つ。
私は、騙された経験が1度ある。個人間売買や悪徳業者とのトラブルをよく聞くものである。
第2は、商品の不安感である。商品を手にとって見ることができないため、送られてこないとどんなものかわからない。送られてきてイメージと違うという経験を持つ人も多いのではないかと思う。型番が決まっている商品では、その不安感が幾分解消される。
また第3は、その場で商品を手にすることができない。消費者は買うまでは悩むものであるが、買うと決めたらすぐに欲しいものである。

第1、第2のデメリットは、自らが賢い消費者となり相手と商品を選べば解決できる

代印決済の即時性・信頼性、悪徳業者対策の問題は依然として残るが、今後のインフラ整備に期待し、消費者側に立ち、自らがそれを解決する一役を担いたいものである。